宮田愛萌さんの書き下ろし小説「あやふやで、不確かな」が、4月17日(水)に幻冬舎から発売されることが決定しました。
デビュー小説『きらきらし』で、万葉集から想像を膨らませた物語を描いた宮田愛萌さん。アイドル卒業後も、本に関わる様々な活動を行っています。
宮田愛萌さんの書き下ろし小説『あやふやで、不確かな』発売決定! | 幻冬舎
そんな宮田さんの最新書き下ろし小説の発売が決定いたしました!
今作のテーマは「コミュニケーションの難しさ」。4組の恋人たち、一人一人の心情を丁寧にすくい上げるように描いた作品です。
小説家としてまさにこれから世に羽ばたいてゆく宮田愛萌さんの第一歩を、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
さっそく予約受付が開始していますので、ご予約はお早めにどうぞ。
宮田愛萌 「あやふやで、不確かな」 [単行本 ]
考えていることなんて伝わらないし、言葉はあいまいだ。
だから私たちは、伝える努力をしなくちゃいけない。
瑞々しい感性が光る、恋愛連作短編。
どこにでもいる普通の女の子、冴。冴からの愛を信じられなくなった伸。友人が恋人と別れたことをきっかけに、自分が恋人のことを愛しているかわからなくなった成輝。逆に、恋人との絆を強くした智世。冴のことが嫌いだけど好きで忘れられない真澄――。4組それぞれが抱える恋心を丁寧に描く。
宮田愛萌コメント
宮田愛萌です。この度『あやふやで、不確かな』を出版させていただくことになりました。私はいつも、他者とのコミュニケーションとは難しいものだと思っています。自分以外の人間と完全にわかりあうことなんて不可能であるのに、わかり合えたらと願ってしまう。そういう矛盾がなんかいいな、と思ってこのお話を書きました。
書き終えた今でも、私は登場人物たちとはわかり合えそうにありませんし、書いている時も喧嘩ばかりでしたが、それでも良い関係が作れたのではないかと思っています。
冴たちの物語を、たくさんの方に受け取っていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。